【子育てが辛い】HSPママに大切な視点

こんにちは、mikiです。
子育てが辛いと感じること、ないでしょうか。
HSP気質をもつ私自身、子育てが辛いと感じることがたくさんあります。
他の人にとっては気にならないようなことでも、なんだか気になってイライラしたり、何度も注意してしまってはため息をつくなんてことがよくあります。
大声や奇声をあげる
「お母さんがやって」「あれとって」と言われる
すぐに動かない
危険なことばかりする
片付けない
なかなか寝ない
わがままばかり言う
どれも発達に必要な段階だとはわかっていても、毎日繰り返されるといっぱいいっぱいになり、イライラがどんどん募っていってしまいます。
でも、これらの言動に、対症療法的に接することは、根本的な解決にはなり得ないとも思うのです。木を見て森を見ず状態です。
今回大丈夫でもまた次々といろんなことが発生するのでね。
そこで視点を「子ども」から、「子どもを取り巻く環境」へ変えて考えてみようと思います。
環境を変えてみるという視点

子どものことだからといって、子どもにばかり目を向けていては、変わるものも変わらないうえ、疲れ果ててしまいます。
そこで、子どもや自分を取り巻く「環境」に視点を移してみてはどうでしょうか。
人に目をやりすぎるとわからなくなるけど、環境を変えると人は変われることがあります。人は、環境の生き物とはよく言われる事です。
私の勝手な想像ですが、HSP気質の方は、都会で暮らすことは結構大変なんじゃないかなって思っています。
私は昔から、人が多いのが苦手です。たまに大阪や東京に行く機会があると、人の多さは勿論、ありとあらゆる物の多さに圧倒され、音に疲れ、ヘトヘトになってしまいます。そして毎回、ここでは私は暮らせないと思うのです。
逆に、都会を離れた温泉地なんかに行くと、人が少なくて、ゆったりとした時間が流れており、ほっとすることが多いです。こんなところに住みたいなと思ったりします。
それなら、家も温泉地の環境に近づけたら、日頃から穏やかな暮らしができるのではないかなと思うのです。家の中が、都会のように「たくさんある」状態から、温泉地のような「緩やかな状態」にできると、子育てにまつわる要らぬイライラも起こりづらくなると思っています。
今の状況で何を変えられるか

実際に今暮らしている状況で何を変えられるかな?
生活環境
住む場所

住む場所は重要です。
場所によってストレスのかかり具合は大きく変わるからです。
田舎に暮らすか、都会に暮らすか、あるいは郊外に暮らすのか。
はたまた、マンションか、一軒家かによっても暮らしは変わります。
まだ子どもが生まれる前に、駅近、コンビニ上のマンションに住んでいたことがあります。
すぐ近くに線路と大きな道路があったので、ガタンゴトンと頻繁に聞こえたり、救急車が頻繁に通ったり、なかなか落ち着かない場所でした。目の前が道路なので、常に誰かに見られているような感覚もありました。
また、コンビニがあることで、つい無駄に寄ってしまうことも多かったです。
郊外に住んでいる今、このストレスは全てなくなり、穏やかに過ごせています。
そもそも今いる場所に対するストレスがなくなることで、自分自身に余裕ができ、子育てにエネルギーを費やせます。
簡単には移動できない状況の方が多いかもしれませんが、どうしても今の環境にストレスが多いのならば、移動を考えるのも一つの選択肢に入れるといいかもしれません。
リビング

家の中の環境は、比較的簡単に変えることができます。
まずは、リビング。起きている間、最も過ごす時間が長い場所の環境を変えると気分がガラリと変わる可能性が高いです。
リビングで感じるストレスは何でしょうか。
我が家の場合は、息子のこつんが活発ですので、ソファのヘリに上って飛び降りたり、キャットタワーに登ろうとしたり、テレビ台にぶつかったり・・・そういった怪我につながる大型家具があることでした。
そこで、意を決して全て処分しました。
また、角がある物も怖いので、ダイニングテーブルも、最近購入したこたつも、どちらも丸みを帯びた形を選んでいます。
子どもに対して、「危ないからやめて」と言ったところで、同じ危険行為を何度も繰り返すことは目に見えています。
だから、根本的に、危険が起こる原因となるものを取り除くことにしたのです。
すると、危険な行為に対して怒ることも、ハラハラすることもかなり減りました。
多少リビングで走り回っても、ボール遊びをしても、少しの簡単なルールで(ボールはあっち向きに投げてとか)自由に遊ぶこともできます。
今、リビングを見渡してみて、「なんか嫌だな」と思うことはなんでしょうか。
色、家具、小物、配置・・・少しでも自分の中で引っかかる部分があれば、それが環境を変えるチャンスです。
寝室

次に重要なのは寝室です。
睡眠環境を整えることは、日中の育児や家事で募る疲労の回復に大きく関係するからです。

1日の終わりと1日の始まりに視界に入る寝室は、お気に入りの空間にしておきたいね。
理想は、旅先で泊まる旅館やホテルのベッド。
色味を整え、必要なものは最低限しか置きません。
以前は、寝具がめちゃくちゃでした。
とりあえずある物を使っていたので、色も模様も何だか気持ちが悪い・・・。見る度に嫌だなと思いながら、毎晩布団に入っていました。
いい加減に嫌気がさして、茶と白で整えてからはスッキリ。
さらに、ベッドフレームも処分して、今はスノコにマットレスを乗せて寝ています。
この寝具ストレスを感じなくなったことはかなり大きかったです。
良質な睡眠のために、高級なマットレス(使ったことないけど)もいいですが、まずは、色を整え、寝室の物を減らすことが第一歩かなと思います。
洗面所

最後は、洗面所などの水回りです。
洗面所が重要なのは、毎日欠かさず使うからです。料理をしない日はあっても、手を洗ったり歯を磨いたりしない日はありません。毎日使う場所は綺麗にしておきたいです。
特に、洗面所は家族全員が使う場所です。そして、最も汚れやすい場所かもしれません。
自分は気をつけて使っているのに、夫や子どもは綺麗に使ってくれなくて、掃除が大変!と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
だからこそ、整える必要があるのです。
洗面所に出しっぱなしにしていいものは二つだけ。
一つは、ハンドソープ。もう一つは、小さめのタオルです。

ハンドソープはわかるけど、小さめのタオルは何のために置いているの?

飛び散った水分や汚れを、気づいた時にすぐに拭き取れるようにするためだよ。
特に子どもが使った後は、洗面所はびちゃびちゃであることが多いです。
そんな時にさっと拭ける物が近くにあったら、すぐに綺麗にすることができます。
鏡に飛び散った汚れを拭き取るのにも活躍します。
物を置いていないので、拭き取るのも簡単だし、こまめに拭いているので、わざわざ洗剤を使って掃除をするほどのこともなくなります。
洗面所が綺麗だと気分がいいです。
生活リズム
親は子どもの環境の一部です。
親である自分自身を整えることも、子どもにとっては環境が整うことにつながります。
早く寝る

自分自身が早く寝ることは何よりも優先したいことです。
睡眠不足は、あらゆる不調のもとになるからです。
子どもを見ていると、わかりやすいです。
少しでも、睡眠時間が足りてないと、その日は一日中機嫌が悪いように見えます。
逆に、12時間くらいぐっすり寝てくれた日は、朝からものすごくご機嫌。たくさん寝たから元気100倍です。
子どもだから、睡眠の影響が側から見て明らかですが、大人だって同じはずです。何だかだるいなぁ、イライラしやすいなぁと思う日は、睡眠時間が足りてなかったり、夜中に目が覚めてしまった時だったりすることが多いです。
人によって必要な睡眠時間は異なると思いますが、大体7-8時間寝られると、結構すっきりするし、やる気が出たり、機嫌が良くなったり、体調の変化を感じられるのではないかなと思います。
最近、何時間眠れているでしょうか。
夜中に目が覚めることはないでしょうか。
振り返ってみると、気づきがあるかもしれません。
少し早めに起きる

早く寝ることができると、いつもより少し早めに起きることができます。
朝の時間を、自分だけの時間として過ごせると最高の1日が始まります。
どこでも言われることですが、私もまた、1日の始まりは重要だと思っています。
朝は落ち着いて過ごしたい。
心穏やかでいたい。
朝、家族が起きるより少し早めに起きて、誰にも邪魔されずに、掃除や洗濯を済ませ、ヨガをして体を動かせると、良い1日を始められたなと思えます。
大切なのは、自分がやりたいと思うことをやりきれること。
家族ができてから、誰にも邪魔されない時間は、意識しないとつくることが難しいです。
だから、朝一番、頭が最高に冴えている時間に自分の望みを叶えてあげるのです。
朝から自分の望みが叶ったら達成感や爽快感を味わえます。そして気分が良くなり、今日も頑張ろうかなと自然と思えます。
家族のために、日々頑張っている皆さんも、朝、少しだけ早起きして、自分だけの特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。これは、自分から自分への最高のご褒美時間です。
(こちらもご参考まで→ 寒い冬でも目が覚める8つの朝習慣)
丁度いい食事

丁度いい量、丁度いい内容の食事が、体と心に丁度いいです。
多すぎたり、少なすぎたりすると、やっぱり不調が訪れます。
「丁度いい」を見つけるまでには、時間がかかります。
私自身、数年前までは、胃腸が麻痺している状態であったと思います。
今でこそ、小麦製品や砂糖がたくさん使われている物などを摂取すると、胃腸が重くなったり痛くなったりするのを感じますが、数年前はそんなことは全く感じませんでした。
そしてただただ、食べたいと思う物を食べ、皮膚トラブルが起こっても、嫌だなとこそ思っても、そんなもんだろうと適当に流していたように思います。
人間は、食べた物でできています。
体に悪いものを摂取し続ければ、数年後、数十年後にそれ相応の状態が訪れてしまいます。
今食べているものが、体にどんな影響を与えているのか、少しずつ感覚を研ぎ澄ませていくことが必要なんだなと思うのです。

でも、毎回一つひとつ確認するなんて難しいよ・・・。

甘すぎる物、しょっぱすぎる物、脂っこすぎる物、精製された食品(小麦、白米、白砂糖、食塩など)は避ける意識を持つだけでも、変わっていくかも。
こうして過ごすことで、自分の「丁度いい」が磨かれていくのかなと思います。
「丁度いい」食事が生活の一部になると、心も体も健康でいられるようになってきます。
(「丁度いい」の模索はこちら→やめると楽になる15のこと【食まわり編】)
リラックスタイム

休む時間、リラックスする時間を意識して取り入れます。
繊細な気質の方は特に、気が付きすぎたり、周りのことが気になりすぎて疲れやすいので、休むことを意識する必要があります。
偉そうに、どの目線から言っているんだという感じですが、休むことは本当に必要です。

頑張りすぎて、体や心を壊してからでは遅いよ。
少しくらい休んだって大丈夫!
休むことで、その後のパフォーマンスが上がるんだから、休むことも仕事の一つくらいに思って休みましょう。

子どもと一緒にダラダラと動画を見て過ごしたり、一人で過ごす日中にお昼寝したり、夜子どもと一緒に寝てしまっても良いね!
頑張りすぎると疲れが溜まり、また翌日も疲れが取れない負のループに陥ります。
遠慮せずに思いっきり休んで自分の機嫌をとることは、生活の中の大事な行動の一つです。
「休む時間」という予定を、1日の中に組み込んでしまうと良いと思います。
(こちらもご参考まで→【HSPママさんへ】子育て中、一人時間で心を休めるために大切なたった1つのこと)
環境を整えれば植物は育つ

植物の成長に必要なのは、光、水、適温、そして良質な土壌です。
同じ種を植えても、環境によって、大きく育つものとそうでないものとがあります。
つまりは環境が、成長に大きく関与します。
人間も同じです。
子どもの一つ一つの行動を丁寧に見ることも大切ですが、それ故にイライラしたり疲れてしまったりします。だから、大きな視点をもって環境を整えてあげる意識をもつのです。
衣食住は生活の基本です。まずは暮らす環境を整えることで、解決の糸口が見えることもあります。
そして子どもにとっては、親も環境の一部。だから、子どもの行動を正そうとするのではなくて、環境である自分の意識を変えることで、子どもの行動の変化を促せると思います。
私も日々精進中。できることを一つひとつ試しています。
少しでも、生活が楽に、子育ち親育ちが楽しみになるように、自分を含めた環境を整えていきたいです。
今日も穏やかに過ごせますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。



