気づくと暮らしが楽になる「5つの過剰」

こんにちは、mikiです。
何だか疲れるけど、どうして疲れるかわからない。
しっかり寝ているし、食欲もあって健康体だけど、今日もなんだか気が重い。
そんな時、まずは日常の一つ一つの小さなことを見直してみてはいかがでしょうか。
本当は、こんなにもモノもコトもいらないはずです。
過剰なことを削ぎ落とす作業は、疲れの原因を取り除くことでもあると思います。
謎の疲労の原因を知りたい方、生活を整えたい方にとって少しでも参考になりましたら幸いです。
世の中過剰なことだらけ

現代社会は過剰なことがあまりにも多いように感じます。
世の中が便利になったことで、痒い所に手が届く物やサービスがたくさんありすぎるからです。

便利なことはいいことじゃないの?

もちろんいいことだよ。
でも、便利なモノやコトとの付き合い方によっては、疲れの原因にもなるんだよ。
過剰に気づかずにいることで、知らず知らずのうちに疲労が蓄積されているのではないかと思うのです。私たちはとっくにキャパオーバーしているのではないかと。
一昔前(私がまだ子どもの頃)は、インターネットはまだ普及していない時代でした。しかし今や、いつでもどこでも誰でも簡単に情報にアクセスできる時代です。欲しいものもサービスも簡単に手に入る、とても便利な時代になりました。
しかし一方で、この便利さは、私たちの暮らしを本当に助けてくれているかというと、疑問が残ります。
動画配信サービスでは、何千何万という動画の中から、自分の好きな動画を好きなだけ視聴することができます。大変便利なことですが、使い方によっては、時間をどんどん奪い、視力の低下や睡眠の質を下げることにもつながっているのです。それは、健康を奪われているとも捉えられます。
現代社会はなんでも「多すぎる」ということに、まず気づくことが重要そうです。
削ぎ落としていくと良さげなこと


でも一体どんなモノやコトが、多すぎるのかな?

それは、身近なところに溢れているよ。
次に挙げることが、生活を見直すきっかけになるといいな。
過剰な社会に生きる中で、私たちは自分に本当に必要な物をきちんと把握し、取捨選択していく必要があると思います。特に、次にあげる5点は身近な存在ではないでしょうか。
食べ物

現代人の多くは食べ過ぎだと思います。自分の適量を知ることが大切です。
私が粗食を続けて感じることは、成人した健康な大人が生きるのに、そんなに多くのカロリーは必要ないということです。
現代人は、カロリーばかりを摂取して、本当はもっと必要な栄養があるはずなのにそれらを摂取できていない傾向にあるそうです。
貧困な人ほど痩せていて、裕福な人ほど肥えているという偏ったイメージがありますが、現代では、逆。貧困層ほど太っていて、裕福な人ほど整った体を維持しているようです。
なぜでしょうか。
ファーストフードのような安くて手頃な食べ物は、カロリーばかりが高くて、栄養がないからです。また、「主食」と言われるように、食事の中心が炭水化物であることも、太る原因だと思います。白米はコスパも良く美味しいですが、カロリーが高く、栄養価は高くありません。
ちょっとつまむチョコレート、タレ付きお肉と食べる白いご飯、たっぷりの油で揚げた唐揚げ・・・美味しい物はたくさんあって、ついつい食べちゃいますが、こういった食べ物は疲労の原因です。
これらの食べ物を、少しの期間絶ってみてください。
そして次に食べる時、胃腸の様子をよく感じてみてください。
胃が重く疲れ、気持ち悪さがハッキリとわかるようになります。
一方で、野菜はどれだけ食べても、不快感は感じません。
摂取すべきは、カロリーではなく栄養。
たくさんなくていいから、確実に体が喜ぶ栄養価の高いものを適量食べるようにしたいところです。
とはいえ、私もまだまだ精進中。うっかり甘いものも食べてしまいます。
でも、粗食になれてきたこの頃は、脂っこいものや砂糖が多いもの、炭水化物は胃が受け付けなくなってきました。食後の不快感がハッキリとわかります。
何が体に良くて、何が体に合わないのか。自分の体で試してみるのが一番の近道かもしれません。

突然食を変えるのは難しいから、少しずつ調整してみよう。
持ち物

物は、少ければ少ないほど良いというわけではありません。
自分にとっての適量をきちんとわかっている状態が、過ごしやすさとイコールだからです。
- 家族3人で暮らすのに、お皿は10枚も必要ないし、箸は10膳もいりません。
→一度の食事で使うのは一人一枚、1膳だけです。食器が適量だと、洗うのが楽になり、食器棚もすっきりします。 - よく買いがちな靴下などの小物。10足も必要ありません。
→月に3回しか履いてもらえない靴下は何だか可哀想です。足は2本しかないし、一週間は7日しかありません。
→衣類が適量だと、クローゼットがすっきりして気持ちがよく、収納も簡単です。 - 100円ショップは安いからと、ついつい何でも買ってしまいがちです。最近はクオリティも上がって、面白い、可愛い、楽しい商品がたくさんあります。
→でも、その100円の物は本当に必要でしょうか。今までなくても生活できていたんだから、買う必要なんてなかったはずです。
→物が適量だと、掃除がしやすく、本当に必要な物を把握できます。
こうして一つひとつの物と自分の行動を見直していくことが、生活の中の小さなストレスを減らしていくことにつながります。
ストレスが減っていくと、生活が楽になります。

塵も積もれば山となる・・・だね。小さなチリを毎日掃き掃除する感じかな。
大切にしたいのは、心地よさです。
今いるその空間が、心地よいと感じる状態であれば、頭がすっきりして気持ちもいいです。
深呼吸して気持ちの良い空間づくりを目指したい。
そのために、自分の適量を見直していく作業に、価値はあると思います。
人間関係

必要以上に他人と関わる必要はないと思います。
人の悩みの多くは人間関係に起因している気がします。
私は幼い頃から、人と関わるのが苦手で、本当に面倒だなと思っていました。
大人になってからも、自分は普通にしているつもりなのに、「もっと声張って」とか「なんか喋って」とか、そんなことを言われても・・・と思うことがよくありました。
自分が普通だと思っている状態でいたら、ほかの人には通用しないこと。これがストレスとなります。だから、人と必要以上に関わることを避けるようになりました。
今では、同じ波長の夫と暮らしていけてることは良かったと思っているし、幼稚園のママたちとは、世間話こそするけどそれ以上に深入りしないよう、ある程度の距離を保って接しています。
大切な友人は大切に。別に考えなくてもいい人のことは、とにかく考えないこと。いらないことで悩んでいる時間なんてありません。熱の注ぎ方には気をつけたいところです。
情報

情報とは意識してある程度の距離を置くことが大切です。
黙っていても勝手に情報の方からやってくる時代だからです。
我が家にはテレビがありません。2年ほど前に解約しました。その時は、情報云々よりも、ほとんど見ることがなくなっていたからです。
テレビのない生活をするようになってから、たまに行く旅館でテレビをつけると、朝からネガティブな情報の多いことに驚かされます。
そして、何と無意味な情報の多いこと。自分とはおよそ関係のない、芸能情報やら、交通情報やら、何やらかんやら勝手に聞こえてきます。
これらの情報が、毎日毎朝自動的に脳みそに入ってきてる状態では、そりゃ疲れるよなと思います。
さらには、今や一人一台スマホを所持しており、スマホからも勝手にニュースが飛び込んできます。ニュース以外にも、「こんな商品ありますよ」「あんなサービスはいかがですか」と次々と流れてきます。
SNSやニュースサイトだけではなく、スマホ自体に目をやれば、勝手に情報が視界に入ってくるのですから、すごい時代です。
スマホなど、情報媒体から物理的に距離を置くことが、情報と距離を取るのに一番簡単な方法です。
テレビもなければ見れないし、スマホも遠くに置いておけば、意志力を使わずに、不要な情報から距離を置けます。
情報の多さは、疲労の大きな原因だと思います。
自ら取捨選択して情報との付き合い方を考えることが身を守ることにつながると考えています。

デジタルな物には、アナログの対処法が効くね!
思い込み

思い込みは、一つずつ、見つけるたびに立ち止まって考えてみると良さそうです。
自分の常識は、他人の非常識である可能性が高く、過度な思い込みは自分の首を絞めることになるからです。
- 1日3食摂らなければいけないのでしょうか。
→お腹が空いていないのに、3食詰め込むことは体にいいと言えるのでしょうか。逆に、必要以上にカロリーを摂取することで、肥満を招くかもしれません。
- 一汁三菜でないといけないのでしょうか。
→毎日、毎食一汁三菜用意することの手間の多さときたら・・・。おかずの種類や量が多ければ、それだけ食費もかかります。
→食費がかかると、これまで以上に働く必要が出てきます。疲れは増すばかりです。 - 主婦だから家事は全部一人でやらないといけないのでしょうか。
→こんなにもテクノロジーが発達し、サービスの質も向上しているのに、全てアナログで行うことは現代社会の恩恵をみすみす逃していることにならないでしょうか。
→少しお金を出して、時短家電を買う、サービスに頼るというのも、生きる術です。 - 子どもに動画を見せるのは悪いことなのでしょうか。
→子どもが動画から学ぶことは多いです。動画の内容にもよりますが、息子のこつんはアニメからいつの間にか様々な言葉や知識を学んでおり、驚かされます。
→また、動画を見てくれている間は、自分は他のことができるわけです。多くの家庭が核家族ですから、「動画(あるいは、動画を作成してくれた育児の協力者さん)に子どもの世話をしてもらっている」と思えば、罪悪感も感じなくていいのではないかと思います。

出てくる出てくる、たくさんの思い込み・・・。

ひとつずつ、ひとつずつ。ゆっくり見直そう。
一つの物事は、いい面も悪い面も両方持ち合わせていることが多いです。
今まで自分が思い込んでいた事柄が、本当にそうかな?と立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか。
自分で持てるものだけを

いかがでしたか。
細かくみると、まだまだ出てきそうですが、身近な生活の中に見える、削ぎ落としていくと良さそうなことを5つを挙げてみました。
1日で全てを解決できるなんてことはないですが、ふと気づいた時に、考え行動してみると、生活が徐々に楽になっていくのではと思います。
「自分の手で持てるだけにして」
最近よく子どもに言っている言葉です。寝る時、寝室に大量のトミカを持ち込もうとするので、こう言っています。
自分の手で持てる以上の物は持つべきではない。これは、自分にも言い聞かせないといけないし、大人社会の縮図かもしれないなと思う今日この頃です。
いかに楽に生きるか。
それは、削ぎ落とすことで見えてくるかもしれません。
今日も穏やかに過ごせますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。